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[Sy] 『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』を読む(4)

2012/05/05

『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』 のポイントと感想のまとめの第4回です。

第4回目の今回からは、第2章『生活をコントロールする GTD実践のための5つのステップ』のまとめになります。2、3回に分割してまとめていく予定です。

第2章では、GTDの基礎となる5つのステップの概要が説明されています。GTDは、次の5つのステップによって成り立ちます。

1.「気になること」すべてを1箇所に「収集」する。 2.それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行う。 3.その「処理」の結果を「整理」する。 4.それらの行動の選択肢を「レビュー」する。 5.選んだ行動を「実行」する。

「収集」「処理」「整理」「レビュー」「実行」
この5つのステップを確実にこなすことが必要になります。

各ステップの細かい説明は、第2部(第4章以降)に書かれていますので、第2章のまとめとしては各ステップの概要を整理する程度になります。今日は、最初のステップとなる「収集」についてです。

【ステップ1】収集

「収集」では、小さいものだろうが大きいものだろうが、そんなことはお構いなしに 「気になること」 を、すべて1箇所に収集していきます。「気になること」には様々なものがあります。しないといけないもの、どうしたら良いかわからないもの、興味が湧いてきたものなどなど。それらの「気になること」は、何かしら解決させていかないとスッキリできません。この「気になること」=「解決していないこと」を管理していくには、ということについて本文中ではこう書かれています。

これらの「解決していないこと」をうまく管理していくには、いったんそれらをすべて一時的な受け皿に保存しておこう。GTDではその受け皿を「inbox」と呼ぶことにする。inboxに保管したものは、時間のあるときにその意味を考え、行動の必要があるなら具体的に何をするのかを考えるとよいだろう。そして、このinboxは、次に説明する「処理」によって定期的に空にし、収集ツールとしての機能を維持していかなくてはならない。

ちょっと次のステップのことまで混同した文章になってしまってるので、若干わかりづらい部分もありますが、とにかく「収集」のタイミングでは、「気になること」をinboxに放り投げておく。これだけ考えておけばいいでしょう。

この「収集」について、一つ大事な注意点が書かれています。

収集ツールは生活の一部にすべきものだ。肌身離さず持ち歩き、自分にとって意味のありそうなことをすべて記録しておく必要がある。免許証やメガネのような必需品だと思った方がいいだろう。

収集ツールは人それぞれ何でも良いと著者は言っていて、手帳でもノートでもデジタルツールでもなんでもOKです。ただし、この注意点を守ることができるものでないといけません。

もう一つの注意点として、inboxの数を最小限に抑えるということが書かれていますが、アナログの場合に限ると考えています。ぼくはGTDをEvernoteを使って実践するつもりでいるので、ここはあまり気にせずにがんがん放り込んでいくつもりです。

次回も第2章の続き。2つ目のステップ「処理」からになります。