[Sy] Macbook Airを起動しても灰色の画面のまま動かなくなった時の対処方法〜原因はSSDの故障かもしれない〜
Macbook Airを起動しても、灰色の画面が表示されるだけで何もできなくなった
2012年10月末にMacbook Airを買って約9ヶ月。
これまでトラブルらしいトラブルはなく、快適に働いてくれていた相棒が急におかしな動作をしだしました。
きっかけは OS X 10.8.4 へのアップデート。
いつも通り再起動をして放置していたら、ふと気づいた時には完全にシャットダウンした状態になっていました。
「あれ??再起動しないのかな??」
軽い気持ちで電源ボタンをポチッと押してみました。
すると、見たことのない画面が。
「OS X ユーティリティ?なんだこれ?」
とりあえず何かまずいことが起きているとは感じたので、今回が初めてのMacなぼくは、ネットで調べながら試行錯誤しました。
それから2日ほど奮闘した結果、起動すると灰色の画面のまま固まって何もできないという打つ手なしの状態に・・・。
あ、お亡くなりになった・・・。そう悟りました。
すぐに_渋谷のGenius Bar_に予約を入れ、調べてもらいました。
原因はSSDの故障。
その後預けること数日、SSDを交換してもらい無事に戻って来ました。
ちなみに、データの復元は早い段階で諦めていたこともあり、(だいたいクラウドに保存していたのでまぁいいかと思って)データは完全に消えました。
以下、もうちょっと詳しく経緯を書いていくので、もし同じような現象が起きた方は参考にしてみてください。
相棒が生き返るまでの道のり
7月27日(1日目)
OSのアップデート後に再起動したらOS X ユーティリティの画面が表示された
OS X 10.8.4のアップデートの通知が来ていたので、普通にアップデートしていつもどおり「再起動」ボタンを押したまま放置。
しばらくして、ふと画面を見てみると画面は真っ暗。再起動がかかっていませんでした。 (途中で落ちていたのでは?と疑ってます)
この時はまだ、何かの間違いだろうと深く気にすることなく、電源ボタンを押して起動。
すると出てきたのは前述の_OS X ユーティリティ_の画面でした。
ディスクユーティリティで、ディスクの検証をしてみるとエラーが!
ネットには、「セーフモードで起動してみる」とかいくつか可能性のありそうな方法はありましたが、すべて効果なし。
そこでディスクユーティリティから ディスクの検証 をしてみると、こんなエラーが!
スレッドレコードの数が正しくありません。
ボリュームのディレクトリカウントが正しくありません。
ボリュームのファイルカウントが正しくありません。
拡張属性の数が正しくありません。
ボリューム Macintosh HD が壊れています。修復する必要があります。
エラー:このディスクは修復する必要があります。 ディスクを修復 をクリックしてください。
言われたとおりにディスクの修復を試みるも、修復できない・・・だと!?
そして言われたとおり、ディスクの修復 を試すことに。しかし、またしてもエラー。
ディスクユーティリティは Macintosh HD の修復を中止しました。
修復を3回試みましたが、ボリューム Macintsh HD を修復できませんでした。
エラー:このディスクを修復できません。できるだけ多くのファイルをバックアップし、ディスクを再フォーマットしてからバックアップしたファイルを復元してください。
この時ぼくは、アップデートの後に真っ暗になってたのって、電源落ちていたんじゃなくて再起動する途中だったのかな?と思っていました。その途中に電源ボタンを自分で押しちゃったのがまずかったのかも。と。まぁ結果関係なかったですが。
面倒なのでOS再インストールからやり直してみる
修復できないと言われてしまったので、もういっその事OSを入れなおしてみようと思い、OS X ユーティリティの_OS X を再インストール_から再インストールしてみることに。
ここで後から考えるとSSD故障の兆候とも思える挙動があったのです。
OSを再インストールする際、ディスクを選択する必要があるのですが、なぜかディスクが何も表示されず、選択できない状態になったのです。
何回か試すうちにディスクが表示されたので、その時はあまり気にしませんでした。
今考えると、この時すでにSSDが壊れかけていたのだと思います。
OS再インストール後にアップデートすると、やっぱりうまくいかない
なんとかOSの再インストールが終わり、すぐさま10.8.4にアップデートしてみました。
しかし、またしても起動するとOS X ユーティリティの画面が!!
ぼくはアップデートに絡むバグか何かかと疑い、ネットで調べるも何もそれらしい情報はありません。
ここで1日目は終了。
7月29日(2日目)
ディスクのアクセス権の修復でアップデートはうまくいくように
2日目。色々と調べるうちに、ディスクユーティリティにある_ディスクのアクセス権を修復_で解決できる問題があるという情報を入手。
もう一度OSを再インストールし、終わってからすぐに_ディスクのアクセス権を検証_を実行してみました。でもここでは特に異常なし。
続けて10.8.4へのアップデートを行い、再起動する前にもう一度アクセス権を検証してみると、今度はエラーが見つかりました!
ははーん。これか。
そしてアクセス権を修復し、再起動。すると正常にログイン画面が表示されました。
ぼくは解決した気になりました。
本当の原因はそこではなかったとは知らずに・・・。
急に画面が固まり、起動しても灰色の画面しか表示されなくなる
無事にアップデートもクリアし、もはや解決したものと思い込んでいたぼくは、アプリを入れたり、設定したり、自分仕様に仕上げていってました。
その途中、急に画面が固まって何もできなくなったのです。
まぁ、たまにそういうこともあるよね。慌てずに再起動。
しかし、何回やっても 灰色の画面 のまま。本当に何もできない状態になりました。
ディスクユーティリティを見ると、完全にSSDが認識されていない
これまでは勝手に表示されていたOS X ユーティリティでしたが、今回はそれさえも表示されない状態に。
起動する際にcommand + R
を押すと表示できるので、そこからディスクユーティリティでディスクの状態を確認してみました。
すると、これまでは表示されていたディスクの情報がまったく表示されていません。
この時、SSDが壊れたと理解。何もかも諦めました。
7月29日(3日目)
もう修理しかないと思って、渋谷のGenius Bar に持ちこむことに決め、すぐに翌日の予約を入れました。
7月30日(4日目)
初のGenius Barへ。想像よりもスタッフもお客さんも多く、びっくりしました。
専用の診断ソフトみたいなものでハードの検証をしてもらい、やっぱりSSDの故障だろうということでSSDの交換に。4、5営業日ほどで修理が終わりますとのことでした。
7月31日(5日目)
4、5営業日ほど修理にかかると言われていたのですが、翌日のこの日、Genius Barから修理が終わったとの連絡がありました。仕事早い!
8月2日(7日目)
連絡があってから2日後、SSDを交換した相棒を引き取りました。
まだ1年以内だったので修理代は無料!良かったです。
ちなみに、保証期間外だと4万くらい取られるところでした。
24,800円で AppleCare Protection Plan に入っておけば保証期間が3年間に延長されますが、それもありかもと思わされました。
最後に、この1週間で学んだこと
初めてのMacということもあり、色々と勉強になりました。
学んだことを挙げていくと、
- SSDも故障することはある。(当たり前だけど、ちょっと油断してた)
- データはなるべくローカルだけで持たない。
- Genius Barはやたら人が多い。予約しないとつらそう。
- 次は余裕があれば AppleCare Protection Plan に入っておこうかな。
といったところですね。特にデータのバックアップはしっかりしておかねば。