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[Sy] MAMPを使わないでMacにローカルWeb開発環境を構築する〜その4:MySQLをインストールする〜

2013/08/10

MAMPに頼らないでMacにローカル開発環境を作りたい

前回までで、Apacheを起動してPHPのプログラムを実行するところまで説明しました。

今回は、MySQL をインストールします。

MySQLをインストールしよう

ApacheやPHPと違って、MySQLはMacにデフォルトでインストールされていません。

まずは、ここからMySQLをダウンロードしてきます。

⇒ MySQL :: Download MySQL Community Server

たくさんありますが、OSのバージョンとCPUに応じて、あなたのMacに合ったものをダウンロードしてください。

ぼくの場合は、OSは「10.8.4」、CPUは「Intel Core i5」なので、Mac OS X ver. 10.7 (x86, 64-bit), DMG Archive をダウンロードしました。

10.8系はまだないみたいなのでバージョンは10.7で、Core i5は64bitなので、という感じです。ちなみに、自分のMacの情報を見たい場合は画面左上のAppleのマークをクリックして

[このMacについて]⇒[詳しい情報]

で確認できます。

このMacについて このMacについて(詳しい情報)

CPUが64bitか32bitかわからないという場合は、ここで確認できます。

⇒ Intel ベースの Mac のプロセッサが 32 ビットか 64 ビットかを識別する方法 MacのCPUが64bitか32bitか判断するための表

MySQLをダウンロードしようとすると、会員登録を勧められます。が、面倒なのでしたくないという方も多いと思いますので、下記の赤枠のリンクをクリックすると会員登録しないでダウンロードできます。

MySQLダウンロードで会員登録スキップ

MySQL本体のインストール

では、MySQLをインストールしていきます。

ダウンロードが終わったら、dmgファイルをクリックします。すると中にいくつかファイルが入っているので、まずは下記のファイルをクリックしてください。(ファイル名はダウンロードしたバージョンなどによって多少異なります)

MySQLをインストール

クリックすると、開発元が未確認のため開けません と言われることがあります。

開発元が未確認

何も言われない場合はそのままインストールに進んでください。メッセージが表示されてしまった場合は、

[システム環境設定]⇒[セキュリティとプライバシー]⇒[一般]

を開きます。

カギがかかってる場合はカギを解除し、「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」の設定を「すべてのアプリケーションを許可」に変更します。

ダウンロードしたアプリケーションの実行許可

設定を変更したら、再び先ほどのpkgファイルをクリックします。今度はMySQLのインストールが開始されるはずです。

MySQLのインストール開始

インストールは特に難しい設定などはないので、手順に従ってインストールを完了させてください。

MySQL Startup Itemのインストール

次に、MySQLStartupItem.pkgをクリックしてください。

MySQL StartupItemのインストール

MySQL Startup Itemのインストールが開始されるので、こちらも手順に従って完了させてください。

MySQL StartupItemのインストール開始

MySQLをシステム環境設定から起動できるようにする

あともう一つ。MySQL.prefPainというファイルがあると思うので、[システム環境設定]のウィンドウにドロップ&ドロップしてください。

MySQL.prefPane MySQL.prefPaneをシステム環境設定に

インストールするユーザの範囲を聞いてくるので、好きな方を選んでください。

MySQL.prefPaneをシステム環境設定に(権限設定)

すると、システム環境設定に[その他]⇒[MySQL]が追加されます。

システム環境設定にMySQLが追加される

[MySQL]をクリックすると、次のような画面が開きます。

システム環境設定⇒MySQL

これを使って、MySQLの起動/停止を切り替えられます。(今回は使いませんが)

MySQLを起動してみよう

いよいよMySQLを起動してみよう。その前に、一つ確認したいファイルがあります。

今度はターミナルを開いて、/etc/hostconfigというファイルをvimで開きます。

$sudo vim /etc/hostconfig

hostconfig を見てみると、

MYSQLCOM=-NO-

という行があると思うので、

MYSQLCOM=-YES-

に書き直して保存してください。もしMYSQLCOMの行が見当たらない場合は新しく追記し、はじめからYESになっている場合はそのままで構いません。

では、いよいよMySQLを起動します。

まずは次のコマンドを実行してください。

$ps ax | grep mysql

これはmysqlというキーワードを含むプロセスを検索して表示するコマンドですが、まだmysqlを起動していないので、例えばこのような結果になると思います。

517 s000  R+     0:00.00 grep mysql

次に、MySQLを起動するコマンドを実行します。

$sudo /Library/StartupItems/MySQLCOM/MySQLCOM start

よし。MySQLが起動したはずです。でもよくわかりませんね。確認のために、もう一度次のコマンドを実行してみてください。

$ps ax | grep mysql

今度は、先ほどの結果だけでなく2つほど多く表示されたかと思います。それがMySQLのプロセスです。

これで MySQLのインストールは完了です。

次回はPHPからMySQLに接続してみます。