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[Sy] WindowsでGitを使いたい〜Git Extensionsをインストールする〜

2013/09/10

ちょっと友人のWindowsマシンで Git を使えるようにセットアップする機会があったのですが、せっかくなので手順を残しておきます。

WindowsでGitを使う場合、 Git Extensions というツールがあるようなので、これを使ってみます。

Gitとは?

その前に、Gitについて簡単に説明しておきます。

Gitというのは、バージョン管理システム の一つです。バージョン管理システムというのは、簡単に言うとソースコードの追加、変更、削除といった履歴を記録してくれるシステムのことです。バージョン管理システムでソースコードを管理することで、一つ前のバージョンのコードに戻したい!という場合だったり、複数のメンバーで開発した際のトラブルをうまいこと回避できたりします。

他に同様のシステムでいうと、SVN(Subversion) とか、MercurialCVS などがあります。Windows系の開発では VSS(Visual Source Safe) とかありましたね。最近のVisual Studioのことは良く知らないですが・・・。

GitHub というサービスがありますが、あれはGitのリポジトリ(バージョン管理のソースを保持しているところ)を公開し、ソースコードを共有するためのサービスです。ソースコードを共有することで、他の人が自分のソースコードを活用して新しいモノが生まれたり、開発者にフィードバックが来たり、ソースをみんなで育てることができるわけです。

⇒ GitHub · Build software better, together.

他には Bitbucket という無料でリポジトリを作成できるサービスもあります。GitHubも無料ですが、Bitbucketは非公開のリポジトリを作れるので、公開はしたくないけど、複数メンバー間でリポジトリを共有したい、といった場合には便利です。(GitHubは有料であれば非公開のリポジトリを作れます)

⇒ Free source code hosting for Git and Mercurial by Bitbucket

もちろん、GitHubやBitbucketといったホスティングサービスを使わなくても、自分一人でローカルでリポジトリを作って管理することもできます。

Git Extensionsのインストーラをダウンロードする

それでは本題に入ります。

まずは下記サイトよりGit Extensionsのインストーラをダウンロードしてきます。

⇒ Git Extensions

次のようなページが表示されるので、Download latest versionと書かれている右側のリンクをクリックします。

Git Extensionsのインストーラダウンロード(1)

最新バージョンのインストーラをダウンロードできるページに移動するので、GitExtensions246SetupComplete.msiというリンクをクリックし、インストーラをダンロードします。

ファイル名の数字は、その時の最新バージョンによって変わります。

Git Extensionsのインストーラダウンロード(2)

Git Extensionsをインストールする

インストーラのダウンロードが終わったら、インストーラを実行します。

Git Extensionsのインストーラ起動 Git Extensionsのインストール(1)

使用できるユーザの設定です。上はログインしているユーザのみ使えるように、下は全てのユーザで使えるようになります。どちらでも良いです。

Git Extensionsのインストール(2)

ここは両方チェックしてください。(お気に入りの差分比較ツールを別にインストールしている人は、下のチェックを外しても構いません)

Git Extensionsのインストール(3)

インストールする場所。まぁデフォルトで問題ないでしょう。

Git Extensionsのインストール(4)

ここもデフォルトで良いと思います。

Git Extensionsのインストール(5)

SSHクライアントの設定。僕はPuTTYを入れてるので下を選びました。まぁ、よくわからない人はデフォルトで。

Git Extensionsのインストール(6)

インストールをしていいか聞いてくるので、Installボタンを押してインストール開始。

Git Extensionsのインストール(7) Git Extensionsのインストール(8)

しばし待ちます。

続けてKDiff3のインストール

Git Extensionsをインストールし終わると、差分比較ツール_KDiff3_のインストールが勝手に始まります。(先ほどチェックを付けていた場合)

まず言語の設定。Japaneseを選びます。

KDiff3のインストール(1)

規約に同意して・・・

KDiff3のインストール(2)

インストール対象を選択します。Documentationとか外したかったら外してもいいでしょう。

KDiff3のインストール(3)

インストール場所の指定。デフォルトで。

KDiff3のインストール(4)

全てのユーザで使えるようにしたければチェックをつけてください。

KDiff3のインストール(5)

スタートメニューへのショートカット追加について。僕はスタートメニューに追加するの嫌いなので(多くなるとうっとうしい)、チェックを付けました。

そしてインストール開始。

KDiff3のインストール(6) KDiff3のインストール(7)

KDiff3のインストールは完了です。

KDiff3のインストール(8)

Gitのインストール

続けて、Git本体のインストールがこれまた勝手に始まります。

Gitのインストール(1)

こちらも規約に同意して・・・

Gitのインストール(2)

インストール場所を設定して・・・(デフォルトで)

Gitのインストール(3)

赤枠の部分にチェックを入れておきます。

Gitのインストール(4)

スタートメニューにはショートカットを作りません。

Gitのインストール(5)

コマンドプロンプトからもGitコマンドを使えるように、Run Git from the Windows Command Promptを選択します。

Gitのインストール(6)

改行コードの変換についての設定です。上から、

  • チェックアウト時はWindows形式(CRLF)、コミット時はUNIX形式(LF)
  • チェックアウト時は変換しない、コミット時はUNIX形式(LF)
  • チェックアウト時、コミット時に何も変換しない

という設定になります。よくわからない場合は一番上が良いと思います。ソースコードの編集に使っているエディタの設定を確認してください。

Gitのインストール(7)

そしてインストールが始まります。

Gitのインストール(8) Gitのインストール(9)

これでGit Extensionsに関する全てのインストールは終わりになります。

Gitのインストール(10)

ユーザ名とメールアドレスの設定

Gitを使うためにはユーザ名とメールアドレスを設定しておく必要があります。

適当なフォルダ上で右クリックをすると、[Git Extensions]というメニューが表示されるのでカーソルを合わせると、さらに[Settings]というメニューが表示されるのでクリックします。

Gitの設定(1)

するとGit Extensionsの設定画面が表示されます。設定のチェックリストが表示され、1つだけオレンジになっている箇所があるので右側のRepairボアンを押してください。

Gitの設定(2)

先ほどのメッセージは、「ユーザ名とメールアドレスを設定してね」というものなので、下の赤枠部分にそれぞれユーザ名とメールアドレスを入力します。

Gitの設定(3)

インストール完了!

これでWindows上でGitを使う準備ができました。

・・・やっぱMacがいいや。