[Sy] MacにてPleiadesを使ってeclipseを日本語化する方法
Javaを中心に、様々な言語での開発に使われてる eclipse 。
デフォルトでは英語ですが、 Pleiades というパッケージを使うことで日本語化することができます。
Windowsでeclipseを使う際はPleiadesをそのままダウンロードして、解凍して完了って感じなんですが、Macは一手間必要になるので、その手順をまとめました。
といっても、難しいことはないです。1回覚えちゃえば簡単です。
※前提条件:JREはすでにインストール済みとします。
1. eclipse本体をダウンロード
下記のサイトより、eclipse本体をダウンロードします。
⇒ Eclipse Downloads今回は、一番スタンダードな「Eclipse Standard」をダウンロードします。他のパッケージでも同じようにできるはずなので、開発言語などに応じてその辺りは決めて下さい。

あとは64bitか32bit対応のどちらかを選ばないといけないですが、下記のページが参考になります。最近のMacなら、64bitで問題ないかと。
⇒ Intel ベースの Mac のプロセッサが 32 ビットか 64 ビットかを識別する方法ぼくは64bit版が必要なので、Max OS X 64 Bit
のリンクをクリックして次へ。
あ、eclipseのバージョンを覚えておいてください。
次のページに進むと、勝手にミラーサイトを選んでくれてるので、矢印のところをクリックしてダウンロードします。

ダウンロードページでは、寄付をくださいって言ってきます。まぁここはとりあえず何もしなくても大丈夫ですのでご心配なく。ダウンロードはもう始まってますので。
eclipseを応援したいって方は、寄付してあげてください。

とりあえず、ダウンロードしたeclipseのzipファイルはそのままにしておきます。
2. Pleiades(JREなし)をダウンロード
続いて、下記サイトより日本語化に必要なプラグインを入手します。
⇒ Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project先ほどダウンロードしたeclipseのバージョンにあったものをダウンロードしてください。
今回はeclipseが4.3.1だったので、「Eclipse 4.3 Kepler Pleiades All in One」と書いてあるボタンをクリックします。

するとたくさんダウンロードボタンが並んだページに移動します。
おそらくどれでもいけるんですが、JavaのStandard Editionを選びます。ここでも64bitか32bitを選択する必要があるので、先ほどのeclipseと合わせて選択します。(Standard Editionを選ぶのは、Full EditionだとJREも含まれていて容量が大きくなるからです。気にならないならどちらでも構いません。)

ダウンロードが始まりますので、しばし待ちます。

3. Pleiadesのフォルダをeclipse本体に上書き
これで必要なものはダウンロードできました。

2つのzipファイルを解凍します。解凍後のフォルダ構成はこんなかんじに。

pleiadesのフォルダを展開していくとpleiades/eclipse/dropins/MergeDoc
というフォルダがあるので、これをeclipse本体の方のeclipse/dropins
フォルダの下にコピーします。


これでPleiadesフォルダはもういらないので、削除してしまってもいいです。
4. eclipse.iniを編集
次に、eclipseの起動時に読み込まれる eclipse.ini というファイルを編集する必要があります。
eclipse本体のEclipse.appの上でメニューを表示すると、パッケージの内容を表示
というのがあるのでクリックします。


すると、Eclipse.appの中身が表示されます。

この中にある、/Contents/MacOS/eclipse.ini
をテキストエディタ等で開いて、下記の2つの起動オプションを追加します。場所はどこでもいいですが、一番下にでも追記してください。
-Dfile.encoding=UTF-8
-javaagent:../../../dropins/MergeDoc/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
これで先ほどコピーしたpleiadesのプラグインを使ってくれるようになります。
ターミナルを使うことに抵抗ない人は、そっちで編集した方が楽だと思います。
5. Eclipse.appを起動
あとは起動するだけです。
その前に、お好みでeclipseフォルダを/Applications/
フォルダ(「アプリケーション」フォルダのこと)などの下に移動しておきましょう。
移動できたら、普通のアプリと同様にEclipse.appを起動します。以下のようなメッセージが出てきたら開く
をクリックします。

すると日本語化していないeclipseとは違って、「PLEIADES ALL IN ONE」と書かれたスプラッシュが表示されます。

しばらく待つと、ワークスペース(ソースコードなどを保存するフォルダのこと)の指定を行うダイアログが表示されます。ここが日本語になっていれば、日本語化成功です。
ついでに、毎回聞かれるのは面倒なので「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックしちゃいましょう。

OKを押して起動すると、eclipseが起動します。メニューも日本語化されてますね。

これでeclipseの日本語化は完了です!
おまけ:日本語化する前にeclipseを起動しちゃった場合
もし、日本語化の手順をすべて終わらせるまでにeclipseを起動しちゃってた場合は、ターミナルにて以下のコマンドを実行してください。(元々使ってたeclipseを日本語化したいという場合も同様)
$ /Applications/eclipse/eclipse -clean
/Applications/eclipse/
の部分は、あなたがeclipseを置いたフォルダに合わせて書きかえてください。
これで日本語化されると思いますので、次回以降は普通にEclipse.appから起動して大丈夫です。