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[Sy] MacにてPleiadesを使ってeclipseを日本語化する方法

2014/01/31

Javaを中心に、様々な言語での開発に使われてる eclipse

デフォルトでは英語ですが、 Pleiades というパッケージを使うことで日本語化することができます。

Windowsでeclipseを使う際はPleiadesをそのままダウンロードして、解凍して完了って感じなんですが、Macは一手間必要になるので、その手順をまとめました。

といっても、難しいことはないです。1回覚えちゃえば簡単です。

※前提条件:JREはすでにインストール済みとします。

1. eclipse本体をダウンロード

下記のサイトより、eclipse本体をダウンロードします。

⇒ Eclipse Downloads

今回は、一番スタンダードな「Eclipse Standard」をダウンロードします。他のパッケージでも同じようにできるはずなので、開発言語などに応じてその辺りは決めて下さい。

eclipseのダウンロードページ

あとは64bitか32bit対応のどちらかを選ばないといけないですが、下記のページが参考になります。最近のMacなら、64bitで問題ないかと。

⇒ Intel ベースの Mac のプロセッサが 32 ビットか 64 ビットかを識別する方法

ぼくは64bit版が必要なので、Max OS X 64 Bitのリンクをクリックして次へ。

あ、eclipseのバージョンを覚えておいてください。

次のページに進むと、勝手にミラーサイトを選んでくれてるので、矢印のところをクリックしてダウンロードします。

eclipseのダウンロードページ(ミラーサイト)

ダウンロードページでは、寄付をくださいって言ってきます。まぁここはとりあえず何もしなくても大丈夫ですのでご心配なく。ダウンロードはもう始まってますので。

eclipseを応援したいって方は、寄付してあげてください。

eclipseへの寄付を求められる

とりあえず、ダウンロードしたeclipseのzipファイルはそのままにしておきます。

2. Pleiades(JREなし)をダウンロード

続いて、下記サイトより日本語化に必要なプラグインを入手します。

⇒ Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project

先ほどダウンロードしたeclipseのバージョンにあったものをダウンロードしてください。

今回はeclipseが4.3.1だったので、「Eclipse 4.3 Kepler Pleiades All in One」と書いてあるボタンをクリックします。

pleiadesのバージョン選択

するとたくさんダウンロードボタンが並んだページに移動します。

おそらくどれでもいけるんですが、JavaのStandard Editionを選びます。ここでも64bitか32bitを選択する必要があるので、先ほどのeclipseと合わせて選択します。(Standard Editionを選ぶのは、Full EditionだとJREも含まれていて容量が大きくなるからです。気にならないならどちらでも構いません。)

pleiadesのパッケージ選択

ダウンロードが始まりますので、しばし待ちます。

pleiadesのダウンロード

3. Pleiadesのフォルダをeclipse本体に上書き

これで必要なものはダウンロードできました。

eclipseとpleiadesのzipファイル

2つのzipファイルを解凍します。解凍後のフォルダ構成はこんなかんじに。

eclipseとpleiadesのフォルダ構成

pleiadesのフォルダを展開していくとpleiades/eclipse/dropins/MergeDocというフォルダがあるので、これをeclipse本体の方のeclipse/dropinsフォルダの下にコピーします。

pleiadesのMergeDocをコピー eclipseのdropinsにMergeDocをコピー

これでPleiadesフォルダはもういらないので、削除してしまってもいいです。

4. eclipse.iniを編集

次に、eclipseの起動時に読み込まれる eclipse.ini というファイルを編集する必要があります。

eclipse本体のEclipse.appの上でメニューを表示すると、パッケージの内容を表示というのがあるのでクリックします。

Eclipse.app パッケージの内容を表示

すると、Eclipse.appの中身が表示されます。

Eclipse.appの中身

この中にある、/Contents/MacOS/eclipse.iniをテキストエディタ等で開いて、下記の2つの起動オプションを追加します。場所はどこでもいいですが、一番下にでも追記してください。

-Dfile.encoding=UTF-8
-javaagent:../../../dropins/MergeDoc/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

これで先ほどコピーしたpleiadesのプラグインを使ってくれるようになります。

ターミナルを使うことに抵抗ない人は、そっちで編集した方が楽だと思います。

5. Eclipse.appを起動

あとは起動するだけです。

その前に、お好みでeclipseフォルダを/Applications/フォルダ(「アプリケーション」フォルダのこと)などの下に移動しておきましょう。

移動できたら、普通のアプリと同様にEclipse.appを起動します。以下のようなメッセージが出てきたら開くをクリックします。

インターネットからダウンロードされました。開いてもよろしいですか?

すると日本語化していないeclipseとは違って、「PLEIADES ALL IN ONE」と書かれたスプラッシュが表示されます。

「PLEIADES ALL IN ONE」のスプラッシュ

しばらく待つと、ワークスペース(ソースコードなどを保存するフォルダのこと)の指定を行うダイアログが表示されます。ここが日本語になっていれば、日本語化成功です。

ついでに、毎回聞かれるのは面倒なので「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックしちゃいましょう。

eclipseのワークスペースを設定

OKを押して起動すると、eclipseが起動します。メニューも日本語化されてますね。

eclipseの日本語化完了

これでeclipseの日本語化は完了です!

おまけ:日本語化する前にeclipseを起動しちゃった場合

もし、日本語化の手順をすべて終わらせるまでにeclipseを起動しちゃってた場合は、ターミナルにて以下のコマンドを実行してください。(元々使ってたeclipseを日本語化したいという場合も同様)

$ /Applications/eclipse/eclipse -clean

/Applications/eclipse/の部分は、あなたがeclipseを置いたフォルダに合わせて書きかえてください。

これで日本語化されると思いますので、次回以降は普通にEclipse.appから起動して大丈夫です。