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[Sy] 技術を学ぶのに目的なんてどうでもいい。

2014/08/11

この土日、最初はあるサイトを作ろうと思って、Railsの勉強をしていました。が、色々あって気がついたらD3.jsの本を読んでたんです。

流れはこうです。

1.Railsの勉強をし始める
 ↓
2.キャッシュに使おうと思ってRedisを勉強しはじめる
 ↓
3.Redisのデータ構造に興味がわく
 ↓
4.データ構造の本を探しに本屋へ行く
 ↓
5.D3.jsの本を見つけて衝動買い
 ↓
6.ひたすら200ページくらい読む

当初の目的だった「サイトを作る」はどこへ・・・という感じですよね。

ええ、もはや3あたりでどうでもよくなってたんです。

いや、よくないんですけどね。

作りたいって気持ちは変わらないんだけど、それ以上にRedisに使われているデータ構造が気になって気になってしかたなかったんです。

昔の教科書引っ張りだしてデータ構造を勉強しなおしたりしてたら、もっと詳しい参考書が欲しくなって本屋に行ってみよーってなって。

本屋に着いたら、もうあれですよ。技術書コーナーは宝の山。データ構造のことそっちのけでとりあえずひと通り物色。

そしたら欲しくなるじゃん。関係ない本が。うん、しょうがないよね。 そうなることは元々わかってたけど。

で、結局データ構造の本は良いのがなかったから、D3.jsの本買って帰るっていうね。

その後はひたすらD3.jsの本を読んで、その日のうちに200ページくらい読んじゃいました。

「目的?そんなのどうだっていいんだよ。」

本を読みながら、

「データ構造はどこいった?あ、その前にRedisはどこ行った?というかRailsは?そもそも目的はなんだったっけ?」

そう自分に問いかけられましたが、頭のなかですぐに言い返してました。

「目的?そんなのどうだっていいんだよ。今これが気になるんだから。」

そう。それでいいと思うんですよ。

気になった時に学ぶ、ということこそ、

いつまでもプログラミングというものをおもちゃとして楽しむために大事なこと、
 =プログラマとして仕事をし続けるために大事なこと

だと信じているので。

だってそうでしょう。読みたいと思った時だからこそ、一気に200ページも読めたんです。これが全然気が乗らないタイミングだったら無理です。

もっと肩の力を抜いていこう。

プログラマとかエンジニアとかSEとか、まぁ色んな呼び方がありますが(以下、まとめてプログラマと書きますね)、みんなこの変化のすさまじい業界で飯を食っていくために、日々勉強しているかと思います。

「この言語は今後使われなくなるから・・・」とか、「この分野はこれから要チェックだ!」とか、技術の流行だったり会社やサービスの状況を踏まえて考えたり。当然、とても大事なことです。

でも、ちょっと力み過ぎなんじゃない?って思います。

本来、プログラマにとって世の中の技術たちはおもちゃのようなもの。

もっと気楽に、そんな難しいことばかり考えずに、好きなタイミングで好きな技術を調べたり、触れたりしたらいいじゃない。 とぼくは思うわけですよ。

周りから「楽しそう」って言ってもらえるように。

これだけ流行り廃りが激しい業界も少ないと思うし、「好きでいられること」ってこの業界だとすごい重要。 長い目で見ると、本当に好きな人には敵わないですからね。

だからこそ、賢くなりすぎて「今必要な技術」ばかり追い求めていくのは微妙だなーと感じます。絶対疲れるし、楽しめない と思うから。

そんな賢くて大人なプログラマにはなりたくはないですね。

バカみたいに見えてもいいから、目に入ったおもちゃにすぐ食いついちゃう子どものように、その時その時で自分が興味を持った技術に触れていたい。 そう思います。

周りから見て「いつも楽しそうだよね」って言ってもらえるプログラマで居続けたいです。