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[Sy] 完璧主義者だった僕が感じた限界。まずは行動することが完成度を高める近道だったと実感できた。

2013/05/03

完璧主義者の限界

僕は思いついてから行動を起こすまでのスピードが非常に遅いという自覚があります。

入念に準備してからじゃないと納得できず、行動に移せないのです。かっこ良くいうと 完璧主義者 とか言われる類の人間です。

学生時代や就職したての頃は、完璧を追い求めることが 良い結果を残すために大切なこと だと思っていました。

事実、学生時代や若手社員の頃というのは、やるべきことがはっきりしていることもあり、完璧に準備した方が結果が出るものでした。テストとかはわかりやすいですね。

でも、仕事においてもプライベートにおいても、そんなやり方が通用する時期はもう終わりました。もはや 完璧主義者でいる限界が訪れた と感じています。

どういうことかというと、何をどう準備して臨めば、自分の目指す結果を得られるのか想像がつかないタスクばかりになってきた のです。というか、未知の領域すぎてどんな結果を目指せば良いのか定めることが難しいことも多々あります。

そんな時期に完璧を追い求めるとどうなるか?

準備に時間をかけるものの、思ったように進まない。いつまでたっても準備が不十分な感じがして、不安で行動に移せない。

結果、何もアウトプットできなくなるわけです。

完璧なんてものは誰にもわからない

そもそも完璧なんてものは、学校のテストのように満点が決まっている場合や、明確にアウトプットに対して指示がある場合くらいしか定義しづらいものです。

そして新しいことに挑戦しようとする場合、ほとんどの場合、完璧なんてものは誰にもわからない ようなことばかりです。

なので、完璧を目指すのではなくて 完成度を高める 。そういう言葉の方が適しているかもしれません。

では、どうやって完成度を高めていけば良いのか?

行動しながら完成度を高めていく

僕のブログを例に挙げて考えてみます。

僕は前身のブログも、このブログも、自分で開発したブログシステムを使って運用しています。(詳しくは ポートフォリオ を参照。)

前身のブログを立ち上げたのは2012年の4月1日でした。

当時のシステムは、機能もデザインも最低限、記事のデータなんて、データベースに直接データを突っ込むという荒技での更新が必要なシロモノでした。

もちろん、開発者としてこだわりたい気持ちもありました。

でも、この時は1ヶ月後に参加を予定していたアシタノワークショップというイベントにブロガーとして臨むために、どうしてもブログを立ち上げておいて、少しでも多く記事を書きためておきたいという気持ちが強く、完成度よりもまずはモノを作っておきたかったのです。(なぜWordPressなどのCMSを使わなかったのかという疑問を持たれると思いますが、また別の話になるので今回は割愛します)

⇒ アシタノワークショップに行ってきました!

ブログシステムの開発を始めたのは3月末で、期限まで1週間ほどという状況でのスタート。

仕事もちょうど残業の多い時期で、いよいよ追い込まれていたので、諦めようかとも思いました。

思い返せば、それまでの自分はそうやって何かと理由をつけて、後回し後回しにしていました。

  • 「ちゃんと準備してから」
  • 「まとまった時間のある時に」
  • 「仕事が落ち着いたら」

結果、まともに何も実績を残せていない。そんな自分にイライラは募るばかり。

そんな自分を断ち切りたい。そんな思いもあり、完全に未完成な状態でしたがブログを公開し、イベントに参加しました。

それから1年、前身のブログはお役御免となり、新ブログという形でこのブログを新たに立ち上げ、今に至ります。

今回も完璧にやりたいことを実現できているわけではありませんが、格段に満足度は高いシステムに仕上がっています。

それもこれも、前身のブログを強引に立ち上げて、曲がりなりにも1年間ブロガーとして活動してきた経験があったからこそです。

  • 「こんな機能があったら楽だな」
  • 「あのブロガーさん、こんなことしてるんだ」

自分のブログを持っていたからこそ、まず行動してみたからこそ、そこに何が足りないのかが明確にわかったわけです。

もし1年前のあの頃、しっかり準備してからブログを立ち上げていたら・・・

たぶん今頃、しっかり準備したはずが、やってみたら想定と違った なんてことがあったりして、結局は新しいブログを作りたいと思ってモヤモヤしてるでしょう。そして、新しいブログを作るのにもしっかりと準備をするだろうから、公開いは半年後?いや、もっと先になってたかもしれません。

行動しながら改善していき、完成度を高めていく。

それが大切なんだと身を持って理解することができた良い経験でした。