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[Sy] MAMPを使わないでMacにローカルWeb開発環境を構築する〜その6:phpMyAdminのインストール〜

2013/08/13

MAMPに頼らないでMacにローカル開発環境を作りたい

前回はPHPからMySQLのデータを取得して、ブラウザ上で表示するところまで説明しました。

今回が最終回です。最後に phpMyAdmin をインストールしてブラウザからMySQLを触れるようにします。

phpMyaAminのインストール

まずphpMyAdminとは?というところを簡単に説明しておくと、 前回 はターミナル上でMySQLを操作しましたが、毎回ターミナルからデータを追加したり、テーブルを作ったりするのは不便でしょうがないですよね。

そんな MySQLの操作をブラウザ上からできるようにしてくれる のがphpMyAdminです。

「php」と付いているとおりphpMyAdminというのは、「裏でphpを使ってMySQLを操作しているWebアプリ」です。

では、phpMyAdminをインストールしていきます。

phpMyAdminをダウンロードしてくる

まずは下記のページを開き、phpMyAdminをダウンロードしてきます。

⇒ phpMyAdmin - Download

ぼくは今回、現時点(2013年8月)で最新のバージョンのzipファイル(言語パック入り)をダウンロードしてきました。phpMyAdmin-4.0.4.2-all-languages.zipというファイル名のやつです。

phpMyAdminダウンロード

phpMyAdminをドキュメントルートに配置

ダウンロードしたzipファイルは、解凍してphpMyAdminというフォルダ名にでもリネームしてください。(好みでどうぞ)

phpMyAdminフォルダが準備できたら、

[Macintosh HD] ⇒ [ライブラリ] ⇒ [WebServer] ⇒ [Documents]

の下に移動します。

DocumentRootphpMyAdminフォルダを配置するということです。ちなみに、ターミナル上では/Library/WebServer/Documents/配下という書き方になります。

config.inc.phpの作成

次に、設定ファイルを作成します。phpMyAdminフォルダの下に、config.sample.inc.phpというファイルがあると思いますので、コピーしてconfig.inc.phpというファイル名にして保存します。

config.inc.phpを作成したら、テキストエディタ(ターミナル上でvimで開いても構いません)で開き、下記の行に適当な英数字(8文字〜10文字程度でいいと思います)を入れて保存してください。

$cfg['blowfish_secret'] = '';
    ↓
$cfg['blowfish_secret'] = 'x8YzA3na52';

この設定の意味ですが、blowfish というのは 暗号化方式 のことで、 パスワードの暗号化をしてくれてるもの だと思ってください。その時に、パスワードそのものを暗号化するだけだと危険(復号化されやすい)ので、復号化しにくくするために付加する秘密の文字列になります。

なので、ここの設定がバレたらせっかくある意味が無いので、ランダムな英数字で、長めな方が良いでしょう。

phpMyAdminにログイン

では、phpMyAdminにログインしてみましょう。次のURLにアクセスしてください。

http://localhost/phpmyadmin

ログイン画面が表示されたら、 MySQLのインストール時に設定した アカウントとパスワードを入力してください。

無事にログインできたら、こんな画面が表示されるはずです。

phpMyAdminにログイン

ちなみに、blowfish_secretを設定していない状態だと、 _「設定ファイルに、暗号化 (blowfishsecret) 用の非公開パスフレーズの設定を必要とするようになりました。」 というエラーが画面の下の方に表示されます。

以上でphpMyAdminのインストールが終わりました。

これでブラウザ上からMySQLを簡単に操作できるようになりました!

さいごに

全6回に渡り、MAMPを使わずにMacにローカル開発環境を作る方法 の説明をしてきました。

「あえて」な方法なのですべての方におすすめはしませんが、興味のある方は 第1回 から読みながら環境作成をしてみてください。

ぼくも今回環境を作ることで、Macについての知識が増えたのでやって良かったと思っています。