[Sy] 3年半やってみて感じている「リモートワークのメリットとデメリット」とは?
プログラマー初級者・これから目指したと思ってる人を応援するオンラインプログラミング塾 Sy-mentor(エスワイメンター) の公開記事です。ぼくは 3年半ほどリモートワークの正社員エンジニアとして働いています。 その中でリモートワークは個人的には大好きでこれからも続けていきたい働き方なのですが、やっぱり メリットもデメリットもあるなー と感じているので、それぞれ書き出してみました。
メリット
まずはメリットから。以下の3つを挙げてます。
- 出社できない事情があっても働ける!
- 家族のことをより理解できる
- 自分のペースを維持しやすい
メリットその1:出社できない事情があっても働ける!
ぼくは3年半ほど前、ぼくは都内のベンチャー企業でエンジニアとして普通に埼玉から毎日通勤してました。で、リモートワークをするようになった最初のきっかけは、持病の悪化でした。
持病・・・というか薬の副作用なのですが、詳しくはこちらに書いてます。
⇒ [Sy] 【雑記】4度目の脱ステロイドによる闘病から復活したらやりたいこと社会人になって今年で、えーと、11年目?になるんですが、その間 4回ほど休職の経験があります。 すべて上の脱ステロイドによるリバウンドの悪化が原因です。
お医者さんからは、あと10年くらいは通常のアトピーの症状に戻るのにかかるだろうと言われていて、ここ1年半以上は元気に過ごせてますが、またいつヤツがやってくるかわからない、というのが正直なところです。
そんな感じで、毎日普通に出社しないといけないような職場だと、会社にも迷惑をかけてしまうし、下手するとその度に職を失う可能性だってあるわけです。
でも今、ぼくはリモートワークという働き方に出会い、 その不安を最小限に抑えることができています。
エンジニア(プログラマー)という職業は、基本的にパソコンを操作できれば仕事になります。 会話が必要な場合もビデオチャットがあれば大抵のことは解決できます。
リバウンドがピークになった時はパソコンも触れない期間もありましたが、 出社できなくても仕事はできる期間が3ヶ月くらいあったりするので、その間は仕事ができるわけです。
あと、基本的に嫁さんが看病(というかもうほとんど自分で動けないので介護みたいになる)してくれてたんですが、あまりにも負担をかけすぎてしまったので、ちょっと休ませてあげようと思って1ヶ月ほど九州の実家で療養したこともありました。
その間も九州で仕事はしていましたし、そういう柔軟な働き方ができるのは、リモートワークだからこそです。
これは、ぼくにとって一番のメリットになってます。
なので体調に何かしら不安のある方には、 パソコンを使えればどこでもできる仕事+リモートワーク というのを勧めたいという気持ちが強いです。
メリットその2:家族のことをより理解できる
これもめちゃくちゃデカいです。
リモートワークは別に自宅に限定するわけではないですが、これは自宅で仕事ができるからこそのメリットになります。
我が家には2人の小学生になる子どもがいます。
2人が幼稚園児のころからリモートで働いてるわけですが、その貴重な時間を家で一緒に過ごせていることは、幸せなことだと常々感じています。
仕事の合間で子どもと話をしたり、宿題のわからないところを教えてあげたり、説教したりw
もっと小さいころは嫁さんに子育てはほぼお願いしてる状態でしたが、リモートワークを始めてから、 子育てって大変だな と思い知らされました。
人によって違うとは思いますが、ぼくは「仕事」「家事」「育児」とあったら、間違いなく育児が一番大変だと考えています。
特別なことをしているわけではないのですが、 ただただ、日中同じ空間に家族全員がいる時間を取れるというのは、言葉ではなかなか表現できないメリットがあると感じてます。
たぶん、子どもたちが大きくなるに連れて、今この時期に一緒にいる時間を持てていたことがプラスに働くことが増えていくんだろうなーというなんとなくの感覚があります。
メリットその3:自分のペースを維持しやすい
これはエンジニアという職業にちょっと引っ張られますが、 一人で集中する時間をまとめて取りやすいというのはすごく気に入ってます。
基本的にはチャットはなるべく早めに反応してますが、 「この機能を作り上げるまでは集中するぞ!!」みたいな時もやっぱり必要 で、そういうのは同じフロアで仕事しているとどうしても難しいものです。(ぼくもついつい周りの人に話しかけてしまうタイプなのでw)
また、その時の気分に合わせてカフェやフードコート、コワーキングスペース、時にはカラオケなどに行って仕事をすることもありますし、休憩や昼寝も自分のタイミングで取りやすいのも良いですね。
あと冷房とかの温度調節も自由!これも地味に良いです。
とにかく自分の仕事のパフォーマンスを最適にするために、場所や時間をコントロールできるのがメリットですね。
デメリット
当然良いことばかりではないです。デメリットはこちら。
- 自己管理能力が求められる
- 何やってるのかお互い把握しづらい
- オフィスの雰囲気が伝わりづらい
デメリットその1:自己管理能力が求められる
メリットに書いたとおり、かなり自由に働けます。(まぁこれは会社の制度次第ですが)
だからこそ、ちゃんと成果を出すためにどう働いたら良いのか?を自分で考えて行動する必要があります。
ぼくの場合は、TaskChuteCloudというタスク管理・時間管理のためのサービスを使っていて(開発も少しだけ手伝ってます)、毎日どういうことに、どれだけ時間を使ったのかを記録しています。
それを毎朝チェックして、会社の規定時間以上働いているかどうか、(副業も月何時間働くか約束している場合もあるので、そういう場合も同じですね)を確認しています。
これは一例ですが、自分で自分を管理できないと、なかなかリモートワークでうまく働き続けるのは難しいと思っています。
まわりとの信頼関係の上に成り立つ働き方だということを常に考えないとダメです。
あと、一人で仕事することになるので、 モチベーションを維持するのが難しいです。
対策としては、あえてコワーキングスペースのようなところへ行って、まわりの人乗集中している姿を見て、「自分もがんばらなきゃ」と身を引き締める、とかですね。
あと、歌うのが好きなので、仕事しながらよく歌って気分を盛り上げてますw
デメリットその2:何やってるのかお互い把握しづらい
こまめにチャット(テキスト、ビデオ)でコミュニケーションを取っていても、どうしても細かい部分が抜け落ちるので、気がついたら知らないプロジェクトが動いてる、とか良くあります。
特に、オフィスにいる人達の間で口頭でやり取りされたことは高確率で伝わりません。
そのあたりの情報共有のための仕組みづくりと会社全体の意識づけというのが、課題になってきます。
ぼくが意識しているのは、 「知らないな、と思ったことはガンガン質問する」 ということと、 「細かくアウトプットする」 ということです。
どちらにも言えることは、自分から積極的に動く ということですね。
デメリットその3:オフィスの雰囲気が伝わりづらい
これが今のところ一番の課題に感じています。
チャットで小ボケを入れてみても、スベったのかどうかわからないんです。
というのは冗談ですが、(半分本気ですが。まじで不安になります)
業績が良い時、悪い時というのが会社にはあります。それによってオフィス内に流れている雰囲気を掴んで、今何を優先的にするべきか、と考えたりします。
でもリモートだと、その空気感がまったくわからないんです。
チャット上のやり取りだと、みんないつも通り元気に見えるのに、実は・・・みたいなこともありました。
なので、定期的に会社の雰囲気を個別にビデオチャットで聞いてみたり、今だと会社は九州にあるので、1週間くらい出張(というのも変な感じするんですが)してオフィスに滞在してみたりしてます。
この時のコツは、 マンツーマンで話す ですね。一人ひとりと個別で話すと、結構面白い本音が聞けたりします。
さいごに
まだまだ書き足りないですが、特に思っていること3つずつ書いてみました。
今回は主に リモートワークをする側の目線 で書いてますが、また別の視点で考えた時に、 会社がリモートワークを導入するメリット・デメリット というのもあります。
それも大事なことなので、また別の記事にします。
(2017/10/29追記 記事書きました)
⇒ [Sy] 会社目線で考える「リモートワークのメリットとデメリット」とは?